●価格:2500円(税込)
●MARUYOSHI-03
■九州ツアー「福岡 B.B.Kenchan」「小倉 Mr.Lefty's」ライブレポート by JoJo
日田彦山線始発の小倉で唄う「おんぼろトレイン」はまたひと味違う。小倉Mr.Lefty'sにて
●FIRST DAY
2008年のデビューアルバム、角打ブルース以来、毎年訪れている九州。4回目となる今回のツアーの初日は博多ブルースシーンの要所、B.B.Kenchanでのライブだ。 ライブの前にはお約束のラーメン屋を探訪するコージー。今回は博多の有名店、「だるま」。もちろんとんこつをすする。「博多のだるまは最高ばい!」と思わずコージも替え玉注文してしまった。 その後向かったお店は、コージーを聞き慣れたなじみのファンで埋め尽くされた。この日は前座なしの2ステージ、コージーの故郷、日田出身のお客さんの絶妙な日田弁の合いの手でコージーの日田弁ブルースも絶好調に!そう、このノリはまさにシカゴサウスサイドで見たボビーブランドのショーではないか?これは東京では絶対に見れない、地元のグルーブに圧倒された演奏であった。 2部は炭坑の町にして麻生太郎の故郷、飯塚からやってきた、ハーモニカの森部良さんがハープで3曲参加、地元のリラックスした雰囲気のお陰か気持ちの入った、しかも絶妙なタイミングのハープを聞かせてくれた。「角打ブルース」ではなんと飲み屋の親父役も買って出てくれ「コージー飲み過ぎばい」と思い入れたっぷりの名セリフでステージを盛り上げてくれた。やっぱ九州でみるコージーは東京のコージーとは違う人でした。
●SECOND DAY
よもや台風直撃かと思った博多の初日はなんとか持ったものの、さすが2日目は朝から風雨となり、紫川ブルースフェスティバルは無念の中止。急遽、イベントの主催者でもあるlefty氏の店での開催となった。 小倉の歌舞伎町、鍛冶町のど真ん中にあるブルースタバーン、Mr.Lefty'sはそれでもイベントをあきらめきれない客や出演者でごった返していた。Lefty & Lee blues bandが出るころには店内は酸欠状態に。オーナーのLefty氏の渋いブルースとLee嬢のOtis Spanばりのピアノにヒートアップした後、いよいよ大内登場となった。 昨日、お手合わせすませている森部氏とのDuoもすっかり息があい、森部氏のおやじセリフもバッチリはまっていた。日田彦山線の始発、小倉で唄う「おんぼろトレイン」は軽快にロック、森部さんとのレコーディングを地元、九州でしていたら、さらにものすごいで九州グルーブが生まれていたかもしれない。 トリのBlues.the-butcherにはなんと最近レコーデイングをいっしょにしたLeyonaが飛び入り、ショートパンツをはいた抜群のプロポーションから繰り出す超ファンキー、かつソウルフルな歌声に店内の親父熱が一気にヒートアップ。店内は高度成長期の中央線ラッシュアワー車内と化してしまった。 翌日は福岡に戻り、これも恒例のカヨカリのスープカリーをハリケーン湯川氏も同席でご賞味。今回、新メニューのココナッツスープカリーに大内大いにご満悦で九州を後にした。(文:ジョジョサワド)
「だるま」でとんこつをすする。「おっちゃん、替え玉もう一丁!」
森部さん、ハープばかりかセリフも絶妙「コージー飲みすぎとばい!」
九州ならではの日田弁のヤジも飛ぶ、超満員のBB Kenchan ライブ
オーナー、Kenchanとツーショット
しぶいギターを聞かせる小倉Mr.Lefty'sのオーナー、Lefty氏(右)
4時から店内、超満員で店からあふれるMr.Lefty'sのお客
博多に戻って、お約束のカレーをハリケーン湯川氏とすする「ココナッツカレーも最高ばい」